ソックス選びの正攻法
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2012/02/15
ずっとスライスに悩んでいたとのことですが、思ったほど原因は深くありません。問題はグリップにあります。右手の甲が上を向くくらいの状態で、かなりかぶっていることがNG。そして、その右手につられるように、左手のグリップがウィークになっています。体の正面にヘッドを戻すと、すでにフェースが大きく開いていることが分かりますよ。
ボールの掴まえ方は2通り。フェースをシャットにキープして、写真のように、体をターゲット方向に一気に回して掴まえに行くのか、あるいは、スクエアにセットして、手を返して掴まえに行くのか。この2通りです。田村さんは、磁気センサーで計測したデータによると、明らかに体の回転で掴まえるタイプなので、まずセットアップからもっとシャットフェースに構えなければいけません。これを、無理に手を返して掴まえようと練習すれば、引っ掛けもスライスも両方出るようになってしまいます。
右のグリップがかぶっている人は、長いクラブになってボールを左に置くほど、気づかないうちにフェースの開き具合が大きくなっていきます。クラブを正面に戻して見れば、フェースが開いているのは一目瞭然。まず、正すべきは右のグリップ。右肘が腰骨を指すようにして、軽く曲げた状態にして、そこから手首だけを回して、横からグリップするように。右肘を軽く曲げることで、肘のラインも自然にスクエアになります。
まずは、右手がかぶってしまわないように、前述した通りに右グリップを決めましょう。次に、左グリップはその右手と向かい合うように握れば、自然なストロンググリップが出来上がるはずです。自分から見て、左手の2つのナックルが見えることが目安ですが、右グリップが正しくセットされていれば、左グリップは自然にストロングになってくるものです。
かなり違和感があると思いますが、この新しいグリップで、今までどおりにスイングしてみましょう。どうですか?シャットフェースで、最初から掴まえるグリップになっているので、今までのように振れば、今度はボールが掴まり過ぎてしまい、フックが出ますよね。初めてのフック!どうしてフックになるかというと、体の回転が不十分な上に、手で掴まえようとしているからです。
グリップをストロングにセットしたら、手を使う必要はありません。手で掴まえようとすると、必ず掴まりすぎてしまいますよ。最初から、掴まえる形を作ったら、後は腕はいつも体の正面に保ち、体の回転だけでボールを掴まえるようにしていきましょう。田村さんはフォローで右足が完全に上がらず、体が十分に回り切っていないので、右足が完全のつま先立ちになるまで、思い切り胸をターゲット方向に向けるように意識してください。
「コースではドライバーの半分以上が、右スライスか右プッシュ。クラブを手で引かずに体でテークバックすることを心がけていますが、まったく改善することができません。もう、どう振ったらよいのか分からない状態ですね…。スイングの根本的に悪い部分を見つけて、それを直して欲しいです」
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