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2013/06/26
「ドライバーのボール位置は左足カカトの前」というアドバイスがありますが、それは90年代のメタルウッドや、はたまたパーシモンの時代のこと。現代の大容量で重心深度が深く、格段にボールを上げやすいクラブでは、実はもはや過去のアドバイスなのです。清水さんはドライバーもかなり左寄りですし、特にアイアンはボールが左に寄り過ぎているのが明らかです。まず、すぐにでも改善すべきところはボールポジションです。今回は、ボールポジションの決め方を徹底レクチャーいたしましょう!
世界のトッププレーヤーが集う、全米オープンなどでも注意してみると分かることですが、ドライバーでも左足カカト線上より、もっと内側にボールをセットしているということです。現代のクラブはボールが上がりやすいので、かつてのようにアッパーブローでカチ上げるような打ち方はほとんどしません。ヘッドスピードのある男子プロはむしろレベルブローのインパクトにしたいので、正面からみると結構ボールの位置が内側に入っていることが分かります。(写真は矢野東プロ)
ボールポジションはアイアンのセットアップが基準です。前傾姿勢を作り、腕を脱力して、体の正面で手を合わせてみてください。その位置でグリップをして、ヘッドの位置が決まります。そして、ボールの位置はそのヘッドの直前になります。これがアイアンのボールポジションの決め方です。左足カカトとボールの位置には、だいたいボール2個分の隔たりができるはずですが、とにかく、腕を脱力して体の正面で両手を合わせて、アイアンのボールポジションを決めてしまいましょう。
アイアンのボールポジションは、こうやって決めた位置を固定して崩さないようにしてください。番手が短くなるにつれて、右足を左足に近づけます。見た目的には、ボールが右足寄りになっていくのですが、実は左足とボールの位置は変わりません。つまり、セットアップではまず、左足とボールの位置関係を正しく決めて、それをいつも守ることが肝心なのです。すべての基準となるボールポジションの決め方は前述した通りです。
アイアンでの自分のボールポジションが定まったら、今度はドライバー。アイアンのポジションを基準にして、そこからボール1個分左寄りに置くだけです。アイアンのボールポジションは、インパクト後に最下点を迎えるダウンブローのポジションとなりますが、ドライバーでは、最下点を過ぎてヘッドが上昇するところでインパクトを迎えるようにするためです。アイアンの正しいボールポジションが決まれば、ドライバーはただボール1個分だけ左に。もちろん、アイアンもドライバーもスイングを変える必要はありませんよ。
ボールポジションだけで、清水さんのスイングは一挙に改善されましたが、もう一つブラッシュアップするために、もうワンアドバイス。ボールを左に置き過ぎていたことで、腰が左に突き出して合わせる癖がついてしまっているんです。清水さんはダウンスイングで、お尻の位置が前方に動いてしまっています。つまり、腰が右前方に突き出しており、前傾も起き上がって手元が浮きます。このように、左手を右腰を持って、右手1本でスイングしてみましょう。その時、左手で右腰をグッと引っ張って、腰の回転を促してください。腰が流れずその場で回転すれば、クラブが寝る動きが改善されていきます。
「ドライバーはもともとフックのミスが多かったのですが、それを嫌ってスライスも出るようになり、最近は左右どちらにも行ってしまう状況です。ドライバーだけでなく、アイアンも不安定ですね。ドライバーが掴まっているときには、アイアンもまずまずですが、引っかけるミスが多いので、そのミスも減らしたい。インサイドに上げる癖があるので、そこに気を付けていますが・・・」
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