ビームス限定モデルが登場!
FASHION
【PR】科学の目で自分のスイングを知ろう!サイエンスフィットのスイング診断コース>>
2014/01/22
インパクトの瞬間を知り、アウトサイドイン軌道であることが判明したので、単純にインサイドから下ろせばいいと思うかもしれません。しかし、インパクトでフェースが開いている人が、インから振ろうとすれば、フェースはもっと開き、右に出てさらに右へという球になってしまうので、インから下ろすことはできないのです。渡辺さんを含め、スライスに悩むすべての方は、フェースの開きを抑えるように、コントロールすることを覚えなければなりません。
野球のバットやテニスラケットと、ゴルフクラブの違いはご存知でしょうか?これを知っているのと知らないのとでは、ゴルフを始めてからの上達度が大きく違ってきます。答えは、グリップの延長線上に打点がなく、フェースが開くように回転しやすいこと。ウッドでヘッドのトゥを真上に向けて、シャフト部分を軽く持てば、右に回転することが分かりますよね。つまり、何もしなければフェースは開く方向に回るんです。さらに、近年の大型ヘッドは慣性が高く、一度開いたヘッドはダウンスイングで戻しにくいんです。
特に、野球のバッティング経験のある男性に多いのですが、バッティングのように振ると、左手の甲を上に向けて振るような形になります。ですが、ゴルフスイングの場合は、右手が常に上にあるものなのです。このように、野球のバッティングのイメージでテークバックすると、テークバックの早い段階から、左手の甲が上を向く形になり、フェースが開きます。さらに、ゴルフクラブの特性に従って、フェースが開く方向にヘッドが回りやすいので、さらに大きくフェースが開き、ダウスイングで戻せなくなってしまうのです。
まず、改善すべき点はグリップ。アドレスで左手の甲がターゲットに正対するグリップでは、テークバックで左手の甲が上を向くように回りやすくなり、フェースが開きます。そこで、グリップに工夫が必要となります。それは、クラブヘッドの重心(フェースから少し内側あたり)に、左手の親指が向くようにすること。そうすると、予め左手の甲が斜め上を向く形になり、2ナックルくらい見えるようになりますよね。いわゆる、フック・グリップと呼ばれるものですが、これが現代のクラブに合ったグリップのスタンダードなんです。
ダウンスイングがアウトサイドインになるのは、テークバックでフェースが開くため、なんとかフェースとボールが正面衝突させようと、外から下ろすことで補ってしまうからです。かといって、インサイドアウトから下ろすことができないのは前述した通り。ダウンスイングの軌道を修正するには、テークバックを重点的に改善することが肝心です。特に、8時まではフェースを開かせないように、上体・腕・クラブを一体にして動かしてください。おへそにグリップを付けて、その感覚を覚えましょう。
上体・腕・クラブがワンセットで上がれば、ハーフバックではアドレス時と同様に右手が上にある形になり、フェースが開くことはなく、フェースが前傾角度と平行になります。特に、この8時までのテークバックに成功すれば、クラブは自然にレールに乗って上がっていきます。正しいハーフバックを覚える練習として、実践して欲しいのはシールチェックです。シャフトの中央よりやや右側にシールを貼って、ハーフバックでシールが真上を向いていたらOK。もし、後方を向いていたら、腕がローリングしてフェースが開いてしまっている証拠です。
「左に出て右に吹け上がりながら失速するスライスから抜け出せません。引っかけるミスはありませんが、ひどい時には、右に出てさらに右へというOB必至のミスもありますね。また、ロングアイアンでも同様のミスがあり、2打目にOBが出てしまうのも痛いところ。球筋をドローにしたいとまでは考えていませんが、スライスの曲がり幅を小さくして、フェードと呼べるような弾道で、もう少し飛距離を伸ばしたいですね」
女子プロレスキュー | シチュエーション別に女子プロゴルファーがわかりやすく解説 |
---|---|
振るBODYメソッド | ゴルフスイングに適したストレッチ法をスポーツトレーナーが解説 |
U-25世代LESSON | ツアーで活躍する若手プロゴルファーの旬なレッスン |
lesson-topics | 新着レッスントピックス |