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2014/07/30
さて、一言でフェースが開いているといっても、実際、どことの関係を基準にして開いているのかが、さっぱり分かりませんよね。結論から先に言えば、それはグリップとの関係において、開いているのです。それはトップでのフェースの向きを見ると分かりますよ。澤井さんの場合、トップでフェースが体の正面方向に大きく傾いていますが、プロの場合は、フェースが真上を向くか、やや正面方向に傾く程度です。
トップで、左手首が折れる動きはないので、テークバックの動きによってフェースが開いている感じではありませんね。つまり、最初のグリップの時点から、フェースが開いているのです。トップの状態で止めてみてください。私がグリップだけを回して、フェースが真上を向くように直しましょう。そして、体の正面に戻すと、ずいぶんフェースがクローズになって驚くと思いますが、実はそれがあらかじめセットすべき最適なフェース向きなんです。
澤井さんは最初からフェースが開いて握っていることに気づかず、なんとか真っ直ぐ飛ばそうとするので、まずアドレスで補おうとします。具体的に言うと、こんな風に右肩が前に出て、右肘を真っ直ぐに伸ばして構えてしまいがち。その結果、アドレスで肩のラインが開きます。肩のラインを真っ直ぐにすると、もっと右に行ってしまうので、このような構えになってしまうのは自然な体の反応と言えます。
このようなアドレスでテークバックをすると、どうなるでしょう?肩のラインが開いているので、スイングの軌道がアウトサイドインになるのは当然です。上体が最初から開いているので、体の回転も浅くなります。さらに、突っ張った右肘が邪魔をするので、うまく腕をたためず、担ぎ上げるようにしか上げられません。かくして、上体が回らず、腕だけで担ぎ上げ、トップではグリップの位置が高くなり、クラブはクロスします。でも、根本的な問題は1つだけ!(右写真は原江里菜プロ)
根本的な問題は、グリップに対するフェースの開きだけ。澤井さんも含め、多くのスライスに悩む方は、ソールしてからグリップを決めています。こうすると、ウイークに握りがちになり、不自然な状態で握っていることに気づきません。理想は、左手を脱力した向きで握ること。このようにクラブを水平に持って、腕を脱力してグリップの位置を決め、その際、フェースの向きを、12時方向にセットすれば、グリップとフェースの関係をいつでもスクエアに保てます。
アドレスで上体が開くと、テークバックで体が回らなくなる理由は、左サイドにクラブが上がるスペースが狭いためです。グリップとフェースの関係を直せば、徐々に改善されますが、ここで、体の回転を促すドリルをご紹介しましょう。右足を半歩くらい後ろに引いてアドレスしてみてください。後は胸を回す意識で上げましょう。右足を引くことで、左サイドにクラブを上げるスペースが生まれるので、自然に上体が回るようになりますよ。上体が回れば、腕で担ぎ上げなくてもクラブは上がっていきます。
「ドライバーは右に出て、もっと右へ・・・。スライスばかりでしっかり当たらないので、コースでは怖くて使えません。使っても1回くらいですね。なんとか、ドライバーがしっかり当たるようにしたいし、ゴルフ歴5年ですが、もう一度基本を見直したいですね。今は、アドレスでハンドアップにならないように意識しています」
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