2014年、注目の最新ドライバーをアマチュアが試打！

試打を終えて・・・2014年、最新ドライバーの座談会 Part 2「いちばん飛ばせそうなモデルは？」

最近のドライバーを打ち比べてみると、飛距離重視モデルと、安定重視モデルといった二極化がはっきりしてきた。自分の力量に合わせてクラブを選ぶことが大切

【GDO】ドライバーに関して読者が気になるのは、やはり飛距離性能だと思います。今回はセガの「REC CHECK GOLF」を使ってボール初速などを計測しながら試打してもらいましたが、どのモデルがいちばん飛ばせそうでしたか？

【二瓶】フェースの弾きが良くてボール初速が出ていたのが、「X2 HOT ドライバー」と「ツアーステージ GR ドライバー（2014年）」でした。総合的な飛距離でいうとキャロウェイ「X2 HOT」でしょうか。「X2 HOT」は曲がりづらいのも特徴でした。曲げずに飛ばしたい人には、個人的にはオススメのモデルです。

【川喜田】試打クラブのロフト角のせいもありますが、「X2 HOT ドライバー」は球が上がりやすかったですね。高弾道のキャリーで飛ばせそうでした。僕が計測したなかでいちばん飛んだのは、1位が「VR_S コバート 2.0 ドライバー」、2位が「ツアーステージ GR ドライバー（2014年）」でした。

【駒澤】実際にコースで使ってみて、どれくらいランが出るのかを確認したいところですが、私の感覚では「VR_S コバート 2.0 ドライバー」とミズノの「JPX EIII ドライバー」が飛んでそうでした。

【二瓶】「JPX EIII ドライバー」は、私のランキングでも第3位でした。あまり印象に残らないモデルでしたが、振り返ってみるといいモデルです（笑）。ミズノらしくて打感がいいし、自分でも総合的に高い評価を付けました。

【川喜田】試打した6モデルのなかで、少し雰囲気が異なっていたのがヤマハの「RMX 01 ドライバー」でした。球をつかまえづらく、上がりづらくて、僕は難しいドライバーに感じました。

【駒澤】簡単に打てるタイプではなかったですよね。ヘッドが硬派なのにシャフトが軽量で柔らかく、アンバランスさも感じました。

【二瓶】そうなんですよね。「RMX 01 ドライバー」は意外とシャフトがアンダースペックでした。「RMX 01」は、強弾道で球筋を操作して攻めたいアスリート向けのヘッドだと思います。もっとしっかりしたカスタムシャフトが合いそうでした。

【GDO】6モデルを試打した印象から、ゴルファータイプ別にオススメするとしたら、どんな感じでしょう？

【川喜田】左へのミスを嫌う人には「RMX 01 ドライバー」がいいと思います。

【駒澤】安定感を求めるゴルファーには、私は「ツアーステージ GR ドライバー（2014年）」をオススメしたいです。球を上げたいなら「JPX EIII ドライバー」。

【二瓶】「JPX EIII ドライバー」は、つかまった球でドーンと高弾道で飛ばせますね。オートマチックに曲げずに飛ばしたいなら「X2 HOT ドライバー」でしょうか。

【川喜多】カッコ良さを求める人には、間違いなく「VR_S コバート 2.0 ドライバー」。意外とミスにも寛容ですよ。

【駒澤】スライサーでヘッドスピードがそれほど速くない人には、「ゼクシオ エイト ドライバー」が扱いやすいかも知れません。いわゆるやさしいモデルだと思います。

【GDO】ゴルファーのほとんどがスライスに悩むアベレージ層ですから、やさしく打てる「ゼクシオ エイト ドライバー」が不動の人気を誇っているのでしょうね。今回は貴重な試打レビューをいただきまして、どうもありがとうございました！