ウェッジの選び方

ウェッジはアイアンセットとは違うメーカーでもOK

ウェッジはアイアンよりも重めのものを選ぶと良い

ウェッジは主にピンまで残り100ヤード以内の距離で使います。グリーン周りのアプローチや、ラフやバンカーからのトラブルショットで活躍することも多いクラブです。

ロフト角の小さい順にピッチングウェッジ(PW)、アプローチウェッジ(AW)、サンドウェッジ（SW）と名称が分けられます。PWとSWの間の距離を埋めるギャップウェッジ(GW)、ロブショットを打ちやすいロブウェッジ（LW）もあります。最近ではAW、SWなどの名称を使わず、ロフト角だけを記しているウェッジも多くなっています。

またPWよりロフト角が大きいウェッジが含まれないアイアンセットも多く、その場合は別途購入する必要があります。アイアンセットとは異なるメーカーのものを選んでも問題ありません。その場合は、ヘッドの大きさやシャフトの硬さや重さのバランスに注意しましょう。

シャフトの素材はスチールが一般的です。ウェッジはコントロールショットが要求されるクラブなので、アイアンよりも重いシャフトの方がゆったり振りやすくなります。アイアンがカーボンシャフトなら、ウェッジは軽量スチールのシャフトを選択するとバランスが良くなるでしょう。

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ハイバウンス、幅広ソールが初心者向け

リーディングエッジとソール部分の出っ張りがバウンス角となる

ウェッジを選ぶ際はロフト角の数字に注目してみましょう。距離の打ち分けを考えると、ロフト角が4度～6度程度ずつ異なるクラブをそろえるのが目安です。例えば、PWが44度だとすると、AWは50度、SWは56度といった具合です。より細かく距離を打ち分けたいなら、50度、54度、58度と本数を増やしても良いでしょう。

初心者の人で、まだ距離の打ち分けが難しいという場合でも、SWだけは入れておきましょう。SWはバンカーから抜け出すために必須のクラブとなります。

SWを選ぶときに注目したいのはバウンス角です。バウンス角とは、シャフトを垂直に立ててフェース面下部の先端であるリーディングエッジを接地させた際、接地面と（地面の下に沈んだ）ヘッドのソール部分の出っ張り部分が作る角度のことです。バウンス角が大きいほど、砂に接地した際に弾かれるので、“ザックリ”地面を削るミスを防いでバンカーから出しやすい作りになっています。

バウンス角の大きさと同様、ソール幅の広さも同じ効果を得られます。最近のウェッジはソールを部分的に削ることで、フェースを開いて打ちやすくしたり、打ち終わった後にフェースが抜けやすくなったりと工夫されています。ミスを軽減してくれるハイバウンス（12度以上がおすすめ）で、幅広ソールのものを選んでおけば間違いないでしょう。

• ギアカタログ「ウェッジ」