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ダンロップ スリクソン ZR-800 ドライバー

打ってみると?

試打クラブは9.5度のSシャフト。クラブ重量は316.9gでバランスがD2。長さは45インチ(ヒールエンド法で計測)。硬さの目安となる振動数はSで260cpm。ワッグルすると手元側がしっかりしていて中間部分から先端にかけてしなりを感じやすい。トルクが少ないこともあって、市販純正シャフトのSにしては硬めの設定だ。リアルロフトはそう多いタイプではなく、9.5度表示でリアルロフトが10.5度。フェース角は0度。完全スクエアフェースだ。

アイアンで肩慣らしした後、1球目からフルスイングしてみると、フェースに食い付くような打感を味わった直後にボールはグングン高く上がっていく。シャフト、ヘッドともアッパーに動きやすいのだろう。オートマチックに高弾道が打てる。そして、スピンもやや多め。フェースセンターで捕えると、軽いフェードボールでスピン量は3000回転前後。無風だと吹き上がる一歩手前の弾道だ。吹き上がって飛距離をロスする人よりも、球が上がりづらい人や、チーピンのミスが出やすい人の方が、飛距離と方向性を手に入れやすそうだ。

続いて打点を変えて打ってみると・・・トウ側上部で捕えると、スピン量が2400回転前後となり、フェースセンターで捕えた時よりも距離を稼げた。逆に、ヒール側下部で捕えるとスピンが増えて吹き上がってしまった。

そして、試打して印象に残ったのがオートマチック感。ヘッドの挙動が安定しているので球筋を打ち分けづらいが、反面、多少芯を外しても左右の曲がりが少ない。ヘッド挙動がゆっくりしているのでイメージ通りの弾道を打ちづらいが、反面、ミスに対する許容範囲が大きいのでオートマチックにフェアウェイに運べる。

シャフトはワッグルした時同様、手元側の剛性が高く、中間から先端がしなるタイプ。カタログでは手元調子となっているが、振った感じでは先中調子に感じるシャフトだ。切り返しでタメがほどけやすい人よりも、タメをちゃんと作れる人の方が扱いやすいだろう。

クラブを計測してみると?
ダンロップ
安心感のあるヘッド形状としなり感のあるシャフトで飛ばせる!
発売日:2008/09/13 オープンプライス

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