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ヤマハ インプレスX D201 ドライバー

打ってみると?

試打クラブはロフトが10度、シャフトは純正のS(orbit TBX-410D)。見た目通りフックフェースの度合いは強く、フェースアングルは+3度。その影響もあってリアルロフトも多め。10度表示に対してリアルロフトは約12度。ライ角も60度とアップライトな仕上がりだ。

硬さの目安となる振動数は243cpm。ワッグルすると手元側のしなりを適度に感じる。長さはメーカー値、実測(ヒールエンド法計測)とも45.75インチ。クラブ重量は299.3gでバランスがD0.5。

薄べったいフェースに合せ、ややティアップを低めにセットして打ってみると・・・「パシューン」と軽い金属音。真っ直ぐ打つつもりで打つと強めのドロー弾道。10~20ヤードぐらい左に飛んだ。見た目どおり捕まりが非常に良く、オートマチックに捕まった球が打てる。アウトサイド・イン軌道でカット気味に打っても、スライススピンは少なめ。フッカーには扱いづらいが、スライサーには右OBを確実に減らしてくれるドライバーだ。

そして、弾道はかなり高め。リアルロフトが多いことに加え、シャフトの影響なんだろう。ダウンからインパクトにかけて先端側のしなりが大きく、レベルに振るつもりでも自然にアッパー軌道になる。いい感じでボールを捕えると15~17度近くまで上がった。スピン量は多過ぎず、少過ぎず。フェース中央付近で捕えると2500~2800回転。ハードヒッターが叩けば吹き上がる怖さがあるが、ヘッドスピードが40m/s前後の人には高弾道でキャリーを稼ぎやすいだろう。

D201はストレートフェースの「タイプS」をラインナップしていることもあって、このノーマルバージョンは見た目通り、とにかく捕まりがいい。スライスで飛距離をロスしている人にはフェアウェイキープ率が上がるだけでなく、曲がりを抑えて飛距離を稼げるドライバーだ。

クラブを計測してみると?
ヤマハ
適正な反発エリアと専用シャフトで飛ばす
発売日:2009/12/05 オープンプライス

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