構えてみると？

フェース向きはスクエアで方向性を出しやすい顔つきだ

ブリヂストンのツアーBシリーズには2つのモデルがラインアップされている。今回試打するJGRは、飛距離性能とやさしさを強くアピールしているモデル。

ヘッド体積は460cc。前作と同様、丸型形状のヘッドは投影面積が大きく、フェース面も大きい。クラウンの前方にはやや控えめにスリット（溝）が入っている。

ソール側は前作とがらりと変わり、中央には凹みがありビスが埋め込まれている。このビスは“サスペンションコア”と呼ばれ、フェース面の背部まで到達しており、ビスでフェース面を支えることで、フェース面の反発エリアを拡大したとのこと。

フェースの厚みは約56ミリ。フェース向きはスクエアで方向性を出しやすい顔つきだ。

フェース面は凝った作りで、スコアラインに加え、微細なレーザーミーリングが入る。3本に1本を荒いミーリングにすることで、バックスピン量を減らし、飛距離性能を向上させたそうだ。

前作と同様、ヘッドとシャフトは固定式のシンプルな構造で、ソール形状、ネック部分がすっきりしている。

フェースを裏側からビスで支えるという構造は、これまでに見たことのないアイデアだ。フェース反発エリアの広がりはどんなものなのか？どんな弾道で飛距離が出るのか？じっくりとテストしてみたい。