「SIM MAX」、「マーベリック マックス」の口コミを比較

今春発売したテーラーメイド「SIM」シリーズとキャロウェイ「マーベリック」シリーズ。前回お届けした標準的なスタンダードモデルの口コミ比較に続いて、今回はよりやさしいモデルの「SIM MAX ドライバー」「マーベリック MAX ドライバー」をピックアップする。米国PGAツアープロの使用も目立った「MAX」2機種について、GDOゴルフショップに寄せられたユーザーコメントをまとめた。

• 幅広い層が扱えるスタンダードモデル 「SIM」「マーベリック」口コミ比較

ストレートな弾道に／SIM MAX ドライバー

「SIM MAX」はストレートな弾道が打てると好評

＜Good！＞
「持ち球はスライスなのにほぼストレートに変わった。飛距離も伸び、いいドライバーに巡り合えて最高です！」（64歳・男性／平均スコア：93～100）

「打球音は低めで、飛んでいる感じがしないが、ミスショットでも曲がりが少なく、飛距離は出ている。サイドスピンが掛からないのか、とにかく、曲がらずに飛ぶ感じ」（63歳・男性／平均スコア：83～92）

＜Other＞
「シャフトがSにしてはやわらか過ぎです。HS40以上はリシャフトしたほうがヘッドを生かせるのでは？」（71歳・男性／平均スコア：83～92）

「シャフトが合わないのか、ドローかフックが持ち球なのに右に行く球が多い。スライスしていないのでシャフトなのかなと思う。カチャカチャ動かしてもあまり思う球が出なかった」（58歳・男性／平均スコア：83～92）

【性能＆口コミ総評】
松山英樹が使用したことで、日本でも大きな関心が寄せられたモデル。深い重心位置や高慣性モーメントの恩恵か、ストレートな球が打てるようになったと評価しているコメントが多く見られる。一方で、純正シャフトとの相性が合わないゴルファーもいるようだ。

高弾道が打ててやさしい／マーベリック MAX ドライバー

「マーベリック マックス」はスタンダードモデルよりやさしい

＜Good！＞
「顔が大きくて、45.75インチのシャフトがかなり短く見えます。寛容度は高く、安定しています。『ローグ スター ドライバー』との決定的な違いは打感。かなり吸い付く感じで打音も玄人好みのパシッという乾いた音。PINGの『G400 ドライバー』のように多くの人に支持されそうです」（61歳・男性 ／平均スコア：83～92）

「ミスショットに強く飛距離も出ます。『GBB エピック フォージド ドライバー』からの買い替えですが、飛距離は10ydぐらい伸びました。フォージドのパシッの打感は手応えがあり好きでしたが、『マーベリック MAX』はやわらかく手応えはそれほどではありません。自然にドロー回転で飛んでいきます。ただドローの球筋が出るドライバーにありがちな、左に引っ掛けることはありません。安心感のあるドライバーですね」（57歳・男性／平均スコア：93～100）

＜Other＞
「『マーベリック ドライバー』を使用してみたが、構えづらく感触が良くなかったので、『MAX』も購入してみた。こちらは、多少構えやすくはなった。ただ、前と同様、フェースのどこに当たったか分かりづらく、音の打感が良くなかった」（71歳・男性／平均スコア：73～82）

【性能＆口コミ総評】
投影面積の大きい大型ヘッドが、見た目にもやさしい印象を与えているようだ。実際に打つと打感のやわらかさに印象が残る人が多いようで、この感覚には好みが分かれている様子。

ユーザー評価を受けて…クラブフィッター筒康博氏の解説

クラブフィッターの筒氏がマックス2機種を解説

――「MAX」モデルの共通点は?

それぞれ、テーラーメイド、キャロウェイのユーザーが求めるやさしさの要素を備えたモデルです。「やさしい」という表現がよく使われますが、この場合はミスヒットに対するボールエネルギーのロスが少なく、球が上りやすくて、右のミスになりにくいことを意味します。

そのため、人によっては芯を外しても外さなくてもフィーリングが大きく変わらない部分に物足りなさを感じたり、ミスがミスにならないことに「フィードバックがない」と感じたりするのでしょう。

――スタンダードモデルとの違いは?

ともにスタンダードモデルの「SIM ドライバー」と「マーベリック ドライバー」とは、やさしさですみ分けをしています。「SIM MAX」は、よりオートマチックにドライバーを使いたいゴルファー向け。「マーベリック MAX」は、スタンダードモデルとは違う、求める弾道や安心感の多様性に合わせたバリエーション展開の意味合いが強いと思われます。