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アドレス時に時折ターゲットに視線を移すのは、距離感を確認するためだけです。この時点では方向性の調整はしていません。方向性に関しての情報収集は、ターゲットに正対してスパットを定める時点で終了しています。アドレスに入ってからは、決めたスパットの方向に対してただまっすぐ立つだけなのです。
これが私の目のルーティン。一方の黒田さんは、ターゲットを定めるための視覚的な情報が曖昧で、どちらかというとボール周辺の景色ばかりにとらわれています。ショットの方向性が散漫な方にとっては、ショートホールの方向取りに関してさまざまな不安が渦巻くことでしょう。右に滑ったらイヤだなとか、それを嫌うと左に引っかけるとか……。不安がアドレスを惑わせてしまいます。
結果はどうあれ、まずはターゲットに対し、いつも的確にアドレスすることを心がけてください。決めた方向に対して、ボールのすぐ先にスパットを決め、それに対してまっすぐに立つことだけを常に守ってみてください。すると、ターゲットとボールを結ぶ縦のラインが色濃くなってくるはずです。
【ここを盗め!】
・二等辺三角形をイメージ
・ボール近くにスパットを置く
・アドレスに入ったら、スパットだけに集中
・まっすぐ立つことに専念
出演/黒田カントリークラブさん
1970年生まれ、熊本県出身。ゴルフ業界で知る人ぞ知る注目度急上昇中のゴルフ芸人。ゴルフ雑誌やイベントMCなどで活躍中。ベストスコア80、平均スコア90という腕前
撮影協力/京葉カントリー倶楽部、トビー・テクノロジー株式会社
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