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前回、シャフトの過度な回転がデスムーブAだということ、さらにその対処法として4時から8時のスイング幅で、フェースが回転しないよう意識してボールを打つドリルまで紹介した。今回はフルスイングに欠かせない、8時のハーフウェイバックからプレーンに対して振りかぶって12時のトップ位置に収める、縦ゾーンでのデスムーブAの対処法を永井プロに解説していただこう。
永井プロ:ハーフウェイバックからトップまでの動きでデスムーブAを防ぐには左手の使い方がカギになります。左手が緩んでいたり、意識する部位を間違えるとフェースは簡単に回転してしまうのです。
前回もお話ししましたが、“デスムーブ”という呼称は、アメリカのトップコーチ、ジム・マクリーンの言葉で、ゴルフスイングを"殺してしまう"大きなミスとなる動きのことを言います。さらにその中でもデスムーブ“A”とは、一言でいえばシャフトの過剰な右回転。シャフトが右回転すれば、当然フェースは開きます。正しい動きでもシャフトは右回転するのですが、これが強すぎると様々な弊害が生まれます。この動きは、始動から右手を使ってテークバックする方やアドレスのバランスが悪いゴルファーに多く見られるとお伝えしました。
では、実際の対処法について。4時から8時のスイングではフェース面は0度のまま、回転しないことが正しい動きであると前回お伝えしました。ポイントは、左腕とクラブが作る面(三角形)を意識すること。テークバックで開いているように見えていても、実際は三角形を保つために身体全体の動きの角度が変わっただけで、それを勘違いしてフェース面だけをずっとボールに向けようとすると、フェースは閉じてしまうので要注意です。
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