第2話 オーバースイングになる!?
2010/6/11公開
オーバースイングが起こる理由
オーバースイングが起こる理由は、一般的に良いと言われるトップの位置へクラブを運ぼうとすることが原因です。トップではシャフトがターゲット方向を向いて、地面と平行になる位置が正しいトップだと思っていませんか?このトップの位置を意識することで問題は起こるのです。
トップとは、クラブが方向を変える瞬間です。つまり絶対にこうあるべきという形はありません。各ゴルファーの体型、筋力によって変わって当然なのです。体のねじれが小さい人は、浅いトップで良いでしょう。反対に体のねじれが大きい人は、深いトップでも良いのです。この時に重要なことは、“体と腕が同調している!”ということです。
トップで脇が開き、腕だけが単独で動く様なオーバースイングは問題です。何故ならば、体に対して腕の運動量が多くなっている為、ダウンスイングでクラブが振り遅れてしまうからです。これでは弾道が安定しないだけでなく、十分な飛距離も得られません。ではオーバースイングにならない、バランスのよいトップをつくるためにはどうすればよいのでしょうか?
堀尾研仁 ツアープロコーチ PROFILE
1971年4月16日生まれ。デビッド・レッドベターに師事し、2002年よりツアープロの帯同コーチとして活動開始。翌2003年に田島創志プロ、2004年に高橋竜彦プロのコーチに就き、2選手の初優勝に貢献。2005年には谷口徹プロの帯同コーチとしてメジャートーナメントにも同行。現在は多数のツアープロのコーチを行う傍らアマチュアへのレッスンも精力的に行っている。