第8話 テンプラがでる!?
2010/7/23公開
テンプラが起こる理由
テンプラの原因はクラブの入射角度が鋭角になることにあります。
通常のドライバーショットでは、クラブが地面と平行、または緩やかな上昇軌道でインパクトを迎えます。このように正しくスイングすれば、必ずフェース面でボールを打つこととなります。
しかし、テンプラが起こる場合は下降軌道でインパクトを迎えるため、フェース面でボールを打つことができなくなっているのです。クラブがボールの下を潜り抜けるような状態となり、クラブヘッドの上部とボールが接触します。その結果、弱々しい超高弾道が生まれるのです。
一般的にテンプラが起こりやすい人は、「アイアンは上手く打てるのに、ドライバーだけ上手く打てない。」という悩みを持っています。その理由は、アイアンもドライバーも、同じような下降軌道でインパクトを迎えているからです。アイアンは地面にボールがある為、緩やかな下降軌道で打つことが必要とされます。反対にドライバーは下降軌道を必要としません。ティーアップしている為、緩やかなアッパー軌道でインパクトすることが望ましいのです。
次のページではテンプラ防止方法を紹介します!
堀尾研仁 ツアープロコーチ PROFILE
1971年4月16日生まれ。デビッド・レッドベターに師事し、2002年よりツアープロの帯同コーチとして活動開始。翌2003年に田島創志プロ、2004年に高橋竜彦プロのコーチに就き、2選手の初優勝に貢献。2005年には谷口徹プロの帯同コーチとしてメジャートーナメントにも同行。現在は多数のツアープロのコーチを行う傍らアマチュアへのレッスンも精力的に行っている。