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急に飛ばなくなるアイアン…。グリップ周りを徹底解説!
2011/08/03
Y字のグリップがアッパーを強める元凶
綺麗なボディターンでスクエアにボールを捉えているので、スイング自体には問題ありません。ここで徹底して修正したいのは、グリップ周りです。まず、大文字の「Y」字の形でグリップしていることが一番の問題。この形でセットアップすると、インパクトでどのような挙動が起りやすくなるかというと…。
すくい上げるような形になりやすい
大文字の「Y」字でグリップすると、インパクトの瞬間、手首が写真のような形になりやすいんです。従って、フェース面が上を向き、ロフトが大きくなるのは明らかですよね。ティアップしてアッパーで捉えるドライバーでは、まだ傷は浅いのですが、アイアンでは番手以上のロフトになって、高く上がって飛ばない時があるなど、距離感が安定しなくなります。また、アイアンではトップするミスも多いはず。では、理想的なグリップの作り方を徹底解説しましょう。
体の正面でスクエアに合わせてグリップ
まず、体の真正面にクラブを置いて、フェースをスクエアにしてグリップします。このときは、体の真正面にクラブがあるので、まだ「Y」字の状態です。ここで決めたグリップが真のスクエアとなるので、一度グリップを決めたら、その後は、絶対に握り直したりしてはいけません。ここが最も肝心です。
左腕とクラブを一直線にする
体の正面でスクエアに握ったら、そのまま握り直さず、飛球線に対してスクエアな状態をキープしたまま、グリップエンドを左ももの中央あたりを指すように移動し、左腕とクラブが一直線になるようにセットします。左腕とクラブが一直線になるので、腕とクラブの作る形は小文字の「y」になります。これが正しいハンドファーストです。飛球線に対してフェースをスクエアをキープするので、クラブを体の正面にしてグリップを決めた時よりも、ややロフトが立つ感じになるはずです。
右肘は自然に軽く曲げられた形になります
左腕とクラブを一直線にしつつ、フェースを飛球線に対して、スクエアにキープすれば、右腕は自然に軽く曲げられた形になるはずです。左肘も右肘も両方伸ばしてしまうと、当然、右肩が前に出て肩のラインが開いてしまい、フェースがかぶってしまいます。右の前腕の内側が上を向いた形で、軽く曲げられていればOK。あとは、この小文字の「y」を崩さずにワンピースでスイングするだけです。
絶対にやってはいけないハンドファーストの誤解
最重要ポイントは、クラブを体の正面でスクエアなグリップを決めて、絶対に握り直さないことでした。絶対にやってはいけないことは、ハンドファーストの状態にクラブを傾けてから、グリップを決めること。そうすると、フェースは大きく閉じてしまいますよ。写真のように、体の正面に戻せば一目瞭然です。誤った順序でグリップを決めると、ハンドファーストを強めるほど、フェースはどんどん閉じていき、しかも自分では閉じている自覚がまったくないという、迷路にはまってしまいますよ。
カズさん プロフィール
「ドライバーの持ち球はドロー。時々チーピンが出たりしますが、比較的安定していますね。問題はアイアンです。ラウンド中に突然、番手通りの飛距離が出なくなって、全然飛ばなくなってしまうんです。そこから距離感がだんだん狂ってきて、調子を崩してしまうというパターン。ボールが高く上がりがちなので、インパクトでフェースが開かないように意識してはいるのですが…」
- サイエンスフィット
- 数回ショットするだけで、スイングが診断できる最新鋭システム・・・それがサイエンスフィットだ。これまでの機器と違うのは、特にリアルタイム計測が困難だったインパクト時のフェースの入射角やフェースアングル、ボールの回転数などなど、スイングに関する貴重なデータが一瞬で分かること。悪い癖はもちろんのこと、「リストターン系」や「ボディターン系」といったスイングタイプも判別可能。自分本来のスイングを知り、個々に相応しい技術を身につける上で、トッププロからも熱い視線を集めるマシンとなっている。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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