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ストロンググリップにしているので、セットアップの時点でフェースが開いているのではありません。問題は、アドレスのポジションを6時とした、テークバックの8時までの状態にあります。フェース向きと上体の前傾が平行になっているプロと比較すると、フェースが正面を向き、テークバックの早々からフェースが開いているのが分かります。左手の甲が上を向くように腕がローリングするので、手元が浮いてフェースが開き、シャフトラインよりも下に上がっています。
オーバースイングの原因も、テークバックでの腕のローリングにあります。ローリングして左手の甲が上を向き、右の手のひらが上を向くような形になると、トップでクラブはどこまでも回ってしまいますよ。ゴルフスイングでは、常に左手よりも右手が上にあるのが理想で、右手が上にあれば、トップで自然にクラブが止まります。それでも、オーバースイングするのであれば、それは体の柔軟性による良性のオーバースイングなので、直す必要はありません。
つまり、根本的な問題は、オーバースイング自体ではなく、テークバックの8時までに、腕がローリングしてフェースが開くことにあります。このトップを見ると、一般的なレッスンでは、右脇を開かないようにするとか、右肘が真下を向くようにするといった形を正すような指導をすると思います。しかし、トップの問題は必ずそれ以前に原因があるので、そこを改善しない限り、インパクトの改善に直結させることはできません。
トップの形やどこまでクラブを上げるのかといったことは一切、気にすることはありません。徹底改善すべきはテークバックの8時まで。このように、柔らかい棒を使って、棒がお腹に触れるような形でアドレスしてみましょう。そして、8時までは棒がお腹から離れないようにテークバックします。棒がお腹から離れなければ腕はローリングしにくくなり、腕とクラブと上体が一体となって、体幹を使った上体の回転で上げる感覚がつかめます。
棒を使ったドリルで、8時までの体の使い方を体感したら、今度はローリングを抑えるのに効果的なドリルをやりましょう。このように名刺を右手の親指と人差し指に挟みます。そして、8時までは名刺の右サイドの面しか見えないように上げるのです。左サイドが見えるなら、左手の甲が上を向いてローリングしている証拠です。8時までは、必ず名刺の右サイドだけが見えることを徹底しましょう。
腕のローリングの問題は、アプローチにはっきりと表れます。フルスイングでは開いたフェースを戻す時間的な余裕がありますが、振り幅を抑えたアプローチではフェースの開きはミスに直結するからです。直すべきは、フルスイング同様にテークバックの8時まで。そして、アプローチではさらにフォローの4時までです。名刺を挟んで、8時から4時まで、常に名刺の右サイドしか見えないように意識してください。ローリングすれば、テークバックで名刺の左サイドが見えますし、すくい上げればフォローでも左サイドが見えてしまいますよ。
「よく人から、かなりオーバースイングだと言われますが、自分ではどのようにすればコンパクトに振れるのか分からず、スイングを加減するのもうまくできません。弾道はスライスが多いですね。また、アプローチも右に出たり、ダフったりすることが多く、振り幅を抑えて打つような短い距離も苦手ですね・・・」
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