PING i15 ドライバー
クラブを計測してみると?
スペック的にはニュートラルなドライバーだ。重心距離はやや長めでヘッドはやや返りづらいが、フェース角は11度が+1度で、9.5度が+0.75度とつかまりを意識したスペック。ライ角度は58度前後と今時のドライバーにしてはややフラットな設定。重心アングルも20.5~21.5度とやや少なめ。実際、ボールを打ってみるとフックフェースの割には球はつかまらないが、右にスッポ抜ける弾道は出づらかった。つかまらないヘッドをフックフェースで補正して、つかまりの悪さを解消しているのだろう。
シャフトについては、純正のTFC615Dはしなりが大きくトルクは普通。切り返しではシャフト全体がグイッと大きくしなるので、タメがほどけやすいアベレージゴルファーでもヘッドの重みを感じやすく、シャフトのしなり戻りも使っていける。ヘッドスピードが遅い方がシャフトの挙動が安定した。
他方、「ATTAS 6S」はゆったり振るよりもしっかり叩きたくなるシャフト。シャフトの挙動が穏やかなので、叩きに行ってもシャフトの挙動が安定しているし、そしてつかまり過ぎない特性があるからだ。切り返しではシャフトが少しだけしかしならないが、そのしなり具合が絶妙。しなりがちゃんと手に伝わりタイミングが取りやすい。
長さは実測値で45.25インチ。クラブ重量は純正R(TFC615D)が303.5グラムで「ATTAS 6S」が316.9g。45インチ換算にすると310~320グラムぐらいの感じになる。純正Rシャフトは35~50歳台で平均的なパワーの持ち主、「ATTAS 6S」はダウンでタメを作れるハードヒッターで、60g台のシャフトを求める人にちょうどいい重さである。
クラブ測定データ
シャフト | ロフト(度) | リアルロフト(度) | ライ角(度) | フェース角(度) | 長さ(インチ) | 振動数(cpm) |
---|---|---|---|---|---|---|
11 | 13.5 | 58.75 | +1 | 45.25 | 225 | |
TFC615D(R) | 11 | 13.5 | 58.75 | +1 | 45.25 | 225 |
9.5 | 11.75 | 59 | +0.75 | 45.25 | 262 | |
USTマミヤ ATTAS(6S) | 9.5 | 11.75 | 59 | +0.75 | 45.25 | 262 |
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
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