キャロウェイゴルフ FT TOUR ドライバー
打ってみると?
試打クラブはロフト9.5度。シャフトはグラファイトデザインのDI-6のS。9.5度表示でリアルロフトが10.5度。フェースアングルは-1.75度。アドレスするとフェースは少し開いた感じなのに加え、今どきのドライバーの中ではライ角がフラットだ。これにより、つかまりを求めるスライサーよりも左のミスを嫌うフッカー好みの顔付きになっている。
シャフトはアフターマーケット用だけあって硬めの設定。ワッグルすると手元側がしなる。振動数は260cpm。クラブ重量は312.4gでバランスはD2.5。長さは実測で44.75インチ。バランスが少し重いことを考えると、ヘッド重量はやや重め。200g以上ありそうだ。
アイアンで入念にウオームアップしてから打ってみると・・・「パスーン」と低い金属音とともに、ボールはゆっくり飛び出してネットに突き刺さった。落ち際まで球の勢いが衰えない感じで飛んで行く。球筋的には、ストレートを打つつもりで軽いフェード。これはヘッドの挙動よりもフェース向きがオープンなのが強く影響しているのだろう。
その証拠にインサイドからあおって打てば強いフックが打てるし、アウトサイド・イン軌道でカットに打てばスライスも打てる。重心が浅いからだと思われるが、ヘッドの操作性は高い。左右の曲がりを抑えることよりも、球を左右に曲げたくなるドライバーだ。
そして印象に残ったのがスピン量。標準装着されているDI-6は打点位置がフェース上側になりやすいシャフト。実際、FTツアーでもその傾向があって、普通に打っても、フェースのやや上側に打点跡が残る。その影響もあって、いい感じで捉えるとスピン量は2000~2400回転と非常に少ない。ラフからフライヤーを打った時のような弾道がオートマチックに打て、キャリーだけでなくランもしっかり出てくれる。非力な人にはボールが上がり切らない怖さもあるが、吹け球に悩むハードヒッターには、無駄なスピンを確実に減らし、飛距離を伸ばしていきやすい。
インからあおればフックも出るが、基本的には左に行きづらい。ヘッドスピードが速くて、左のミスを減らしたいハードヒッターと相性が良さそうである。そして、ヘッドもシャフトも低スピン。スピンが多くて飛距離をロスしていたり、ランも使って飛距離を稼ぎたい人には、ぶっ飛び指数が非常に高いドライバーだ。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー