クラブを計測してみると？

60g台Sフレックスの振動数を計測してみると265cpmあり、ヘッドもハードながらしっかりしたシャフトが装着されている

9.5度表示でリアルロフトが10度。フェース角が－1度。ライ角は59.5度と平均的で重心アングルは27度。アスリート向けにしては、ややヘッドが返りやすく仕上がっている（ノーマルポジション）実際にスイングすると重心距離の短さを感じ、コントロール性が高く、ドロー、フェードが打ち分けやすい。

弾道調整機能を利用し、捕まる方向にシャフトを装着するとフェース角は＋0.5度、リアルロフトは10.75度となる。対して、捕まりを抑えた方向にシャフトを装着するとフェース角は－3.25度。リアルロフトは8.5度となった。個体差はあると思われるが、試打クラブに関しては、ノーマルポジションと捕まりを抑えたポジションで数値の変化量は少なかった。

KENA リミテッドモデル（6S）の振動数は265cpm。手元が少ししなり、中間剛性が高くて弾き感がある。先端側のしなりも大きめでしなり戻るスピードが速いタイプのシャフトだ。長さはメーカー値、実測値とも45インチ（ヒールエンド法計測）クラブ重量は316.6gでバランスがD2。20～55歳ぐらいの男性で、体力が平均以上の人と相性がいいスペックだ。

クラブ測定データ