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マルマン コンダクター Pro-X 2 ドライバー

打ってみると?(弾道は)

試打クラブは、ロスト角9.5度のヘッドと標準装着されるパワートランスX505Wツアー for WのSシャフトとの組み合わせ。長さは45.5インチ(60度法計測値)。ワッグルすると手元がしっかりしていて、中間部分が少ししなるだけ。アスリート向けだけに、硬めの仕上がりだ。硬さの目安となる振動数は264cpm。クラブ重量は306.1gで、バランスはD2.5。

アスリートモデルということもあり、アイアンで入念にウォーミングアップしてから『コンダクター Pro-X 2 ドライバー』に持ち替えて打ってみる。すると、「シュパーン」と心地よいインパクト音とともに、やや低めの弾道。球筋は軽いドロー。重心距離はやや短めなのだろう。インパクトゾーンでヘッドが返りやすく、イメージ通りのドローが打てた。

弾道計測すると、フェースセンター付近で捕らえると打ち出し角が11.5~12.5度で、スピン量は2500~2900回転くらい。フェースのやや上で捕えるとスピン量は1900~2400回転まで抑えられ、ランが出やすい弾道で飛距離を稼げる。重心位置が浅めなので、ヘッドスピードが46m/s以上でも吹け上がりの少ない弾道が打ちやすい。

印象に残ったのが、ヘッドの操作性。重心距離と重心深さのバランスが良く、弾道をコントロールしやすい。加えて、打点位置も調整しやすいので、スピンコントロールがしやすく仕上がっている。オートマチックにまっすぐ飛ばすよりも、球筋を打ち分けたくなるドライバーだ。

シャフトは、アスリート向けだけに手元側と先端側の剛性感が高い。ボールを上げるよりも、抑えた弾道が打ちやすく、叩いた時に左へのミスが出づらくチューニングされている。ヘッド同様、シャフトもかなりアスリート向き。軽く打つよりも、ヘッドスピードをしっかり上げた方がシャフトの追従性が良くなるタイプだ。

コンダクターの名前通り、アスリートゴルファーを強く意識したドライバーだ。ベースモデルの『コンダクター PRO-X ドライバー』との違いを挙げるとすれば、『コンダクター Pro-X 2 ドライバー』の方がより操作性が高く、球筋をコントロールしやすい。そして叩いた時に左へのミスが出づらくなっている。ヘッドスピードが45m/s以上のパワーヒッターで、球筋の打ち分けにこだわるゴルファーと相性が良い。

クラブを計測してみると?

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