ダンロップ スリクソン Z765 ドライバー
打ってみると?(弾道は)
試打クラブはロフト角9.5度。ノーマルポジションだとリアルロフト角が9度でフェース角が-0.75度。アスリート向けのクラブらしくリアルロフト角が小さく、ややオープンフェースになっている。シャフトは「Miyazaki Kaula MIZU(水)」の6Sシャフト。硬さの目安となる振動数は261cpm。ワッグルすると中間部分のしなりを感じる。長さは45.5インチでバランスはD3(60度法計測)。クラブ重量は314.7gとなっている。
まずはヘッドスピード44m/sぐらいで打ってみると、「スパン」とやや低めの金属音とともに、ボールは低めのフェード弾道。前作Z745に比べると、インパクト音が低く短く、そして力強くなっている。球離れは速くはないが、インパクト音は「スパーン」ではなくて「スパン」と、残響音が短い。打感、打音はゼクシオとかなり異なる。
印象に残ったのがスピン量の少なさ。モデルチェンジによって重心がさらに低くなったのだろう。弾道計測してみると、打ち出し角が11度前後でスピン量は1900~2400回転。前作Z754と比べると300~500回転ほどスピンが少ない弾道がオートマチックに打てる。リアルロフト角が小さいこともあって、9.5度だと低めで、ランが多く出る弾道になった。
ヘッドスピードを46m/sに上げても、9.5度だと弾道はやや低め。ライナー弾道にしかならない。ボクのヘッドスピードで高弾道を打つには10.5度が必要だ。
ヘッドの挙動はニュートラルで、ストレートに打つつもりでスイングすると、ストレートから軽いフェード弾道。捕まりに関してはゼクシオと正反対で、左のミスが出づらくチューニングされている。
「Miyazaki Kaula MIZU(水)」は手元がしっかりしていて中間部分がしなる中調子。ダウンからインパクトにかけてはしなった分だけしなり戻る。しなり戻るスピードは速過ぎず遅過ぎず。前作「Miyazaki Kosuma」に比べるとスイング中に「しなり」を感じ取りやすい。また、シャフトの先端挙動が安定しているのでドロー、フェードも打ち分けやすく仕上がっている。
Z765の低スピンの度合いは、市販ドライバーの中でもトップクラス。とにかくスピンを減らして飛ばしたい人には、期待通りの弾道が打てるし、飛距離アップも狙える。また、左のミスを嫌うアスリートゴルファーにとっては、イメージ通りの弾道が打ちやすく、満足度が非常に高いドライバーになってくれるだろう。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー