SPEEDER NXを万振りマンが試打「思うように返ってこない」
藤倉コンポジット「SPEEDER NX」の評価は!?
SPEEDER NXをフルスイング系YouTuberが試打したら…【万振りマン】
渋野日向子や西村優菜ら女子プロの使用率が高く、"次世代型"シャフトとして注目を集める藤倉コンポジット「SPEEDER NX」。8年間続いた「スピーダー エボリューション」シリーズからブランドチェンジし、これまでにない新感覚の挙動で、いまや同社の代名詞となりつつある。そんな新定番モデルはどんなゴルファーに向いているのか!? ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンの評価は!?
「"飛び"よりタイミング重視型」
―率直な印象は?
「先端が走るというよりも、全体が粘っている感覚のほうが強かったので、粘り系のタイプかなと思います。いま使用しているシャフトが、切り返しでタイミングが取りづらいという人には、どんなスイングタイプにも粘って合わせてくれるので、買い替えてみても良いかなと思いました」
―特性は粘り系?
「そうですね。走って飛ばすというよりは、スッと粘ってからインパクトに入っていくような動きをします。切り返しからダウンスイングにかけて、暴れず、粘ってくれるので、タイミングを取りやすい。ただ、イメージよりもヘッドが返るタイミングが少し遅れるので、私のように走り感の強いモデルに慣れている人は注意が必要です」
―フェースが開いて当たる感じ?
「いいえ。インパクト時にフェースが開いて入っているわけではなく、決して動きが遅れてくるという感じでもない。ただ、結果的に少しだけ意図しないフェード回転がかかるので、少し捻じれるような動きには弱いのかなという印象です。寛容性の高いテーラーメイド『SIM2 MAX ドライバー』との組み合わせでは、弾道にやや直進性が足りない評価となりました」
―相性の良いヘッドは?
「使うスペックにもよりますが、もう少しつかまり具合が強い『SIM2 MAX-D ドライバー』であれば、結果的にも改善されると思います。ブルーのカラーリング的に、とてもマッチングが良いので、『SIM2 MAX』でNOという人でも、『SIM2 MAX-D』をおすすめしたい。それでもつかまり具合に不安を覚える人には、シャープなツアーモデルよりも、ダンロップ『ゼクシオ 12 ドライバー』やヤマハ『RMX VD59 ドライバー』といった、大型ヘッドでつかまりの強いモデルが狙い目かなと思います」
―他社でいうと類似モデルは?
「三菱ケミカルの『フブキ(FUBUKI)』。特にカスタムモデルではなく、テーラーメイド『M6 ドライバー』に付いていた『フブキ TM 2019』に近い印象です。タイミングは取りやすいのですが、少し頼りなさを感じる結果となったので、私的には純正シャフトに近いという感想。購入する際は実際に試打をして、つかまり度や球筋を見て、よく吟味したほうが良いと思います」
―どのような人向き?
「HSの速さに応じて硬さを合わせていければ、タイミングを合わせやすい分、対象ゴルファーを選ばないと思います。ただ、HSの速いゴルファーが軽さを求めるのはNG。HSの速さに比例して、60-S以上のスペックに落ち着くべきだと思います。特に、40g台に手を出すのは危険です」
万振りマンは走り<粘り【総合評価4.2点】
【走り感】4.0
【粘り感】4.5
【寛容性】4.0
【操作性】4.0
【デザイン】4.5
・使用モデル:SPD NX 60(硬さS)
・使用ヘッド:テーラーメイド SIM2 MAX ドライバー(ロフト角10.5度)
・使用ボール:川口グリーンゴルフ専用レンジボール
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、川口グリーンゴルフ
万振りマン プロフィール
登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー