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2012/08/29
ヘッドスピードの速い人は、より精度の高い軌道のコントロールが求められます。男子プロレベルでの定石は、トップでの右肘とボールを結んだラインよりも、下からクラブを入れてしまわないこと。クラブが下から寝て入り、インサイドアウトがきつくなると、プッシュアウトと引っ掛けが交互に出るようになって安定しません。クラブを寝かさず、よりストレートな軌道でインパクトを迎えられるようにすべきです。
まず、注目すべきは、トップで大きくクロスしていることです。トップでクロスすると、ヘッドを戻すタイミングが遅くなり、その間にヘッドが落ちてしまいます。その結果、ダウンスイングでシャフトが寝てしまい、下から入るようになるのです。しかし、トップだけを意識して、クロスを直せば良いというわけではありません。クロスする根本的な原因は、テークバックにあるからです。
一番の問題はテークバックで、体が回りすぎてしまうことです。それぞれ人によって、柔軟性の違いはありますが、腰が45度回るのに対して、上半身は90度が目安。この捻転差がパワーをためるだけでなく、安定したダウンスイングをもたらします。成田さんの場合は、下半身が回りすぎて、その分上半身も余計に回り、クロスしてしまうんです。
ポイントはテークバックで、アドレス時の右膝の角度を変えずにキープすることです。右膝が伸びてしまうと、下半身が大きく回ってしまい、捻じれが生まれないだけでなく、トップでクロスして、クラブが寝て入る結果に至ります。右膝の角度をキープするだけで、下半身が踏ん張り、上体が必要以上に回ることが解消されます。トップを意識しなくても、クロスが直ってしまうんです。
もう一つ、アドレスで再確認しておきたいのが、前傾姿勢。下にあるボールを打つために、上体を傾けるというものではありません。腰の余計な動きを抑えて、スムーズに回転できる形を整えることが、前傾姿勢のポイントです。真っ直ぐに立った状態で、足の付け根から前傾してください。そして、最後に膝を軽く緩めて曲げます。腰が入った前傾姿勢によって、右膝の角度も保ちやすくなります。
前傾姿勢の改善と、右膝の角度キープによって、クロスが直りますが、今までとはインパクトのタイミングも変わってきます。いきなりドライバーで練習せず、フェアウェイウッドでタイミングを計る練習をしていきましょう。今までよりも、テークバックで体が回らないので、物足りない感覚がありますが、右膝がキープされた状態で、上半身が最大限に捻じれていればそれで十分です。
「スイングでは左右に軸がブレないように意識していますが、それでもボールは左右に散ってしまいますね。左が出始めると、それを嫌がって右へとドライバーがとても不安定な状態です。ドライバーが安定しているときには、80台のスコアもありますが、ドライバーが乱れると大きく崩してしまい、スコアの行方はドライバー次第なんです」
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