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2014 HOT LIST ウェッジの総括
数年前ではツアープロが好むような難しいウェッジが主流だったが、最近ではレベルに関係なく、やさしいウェッジが多くなった。また、ただやさしくなっただけではなく、多彩なショットが打てるよう、ソール面の削り方などを工夫して、上級者にも好まれるように仕上げているのは感心すべき点だと思う。
しかしながらメーカーは、フェース面に細かなミーリング加工を施したり、フェース溝に新たな工夫をしたり、ソール形状を変えて、さらなるスピン性能を求めているように見受けられる。どうも「ウェッジ性能=スピン性能」といった考えからは、まだ脱却できていない様子だ。
ウェッジはピンに寄ってなんぼのクラブ。スピンがかかりすぎて距離感が掴みづらいものよりは、一定のスピン量でミスに強く、ピンに寄る確率の高いものを選ぶべきだと筆者は思う。(編集部/宮田 卓磨)