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ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE GR(2012年モデル)

打ってみると?

試打クラブは9.5度。シャフトは純正のB12-03WのS。リアルロフトは10.5度でフェース向きは-0.5度。アドレスすると、フェースはピシッと目標を向く。ライ角度もそれほど極端にアップライトではないので、オーソドックスで構えやすい。

硬さの目安となる振動数は238cpm。クラブ重量は307.5gでバランスがD1.5。長さ実測で45.5インチ。シャフトの硬さに合せ、ヘッドスピードを43m/sに下げて打ってみると‥‥弾きの良いインパクト音とともにボールが力強く飛び出す。スピンが少なくて放物線弾道。兄貴分の707同様、重心位置が低そうだ。弾道計測するとフェース中央付近で捕らるとスピン量は2400~2700回転。フェースの少し上側で打つと2000~2200回転とグッと減る。見た目とは裏腹に強い弾道が打ちやすい。

捕まりに関しては、見た目通りでニュートラル。面長フェースで重心距離が長めなんだろう。真っ直ぐ打てばストレートから軽いフェード。ヘッドが返りやすいタイプではないので、スライサーにはやや捕まりづらいかも知れない。スイートエリアの広さを活かし、直進性が高い弾道が打ちやすい。

純正のS(B12-03W)は、振動数どおりでかなり軟らかい。中間部分が大きくしなる。タイミングが取りやすいシャフトで、ミスに対する許容度は大きい。トルクも適度にあるので、シャープに振りたい人には物足りなさがあるが、軌道が不安定な中級者や、インサイドがあおって打つ人には扱いやすく仕上がっている。

ヘッドは低スピン弾道が打てて飛びのポテンシャルはかなり高い。シャフトはかなりアンダースペックなのでパワーがなくても扱いやすく仕上がっている。捕まり具合を考えると、スライサーよりもフッカーの方が相性が良さそうだ。Xドライブの名前がついているが、アベレージゴルファーにも楽に使いこなせるドライバーだ。

クラブを計測してみると?
ブリヂストン
先進テクノロジーに加え、「扱いやすさ」をプラス
発売日:2012/03/09 オープンプライス

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