タイトリスト 915 D3 ドライバー
打ってみると?(弾道は)
試打クラブはロフト角9.5度のフレックスS。シャフトは純正の「タイトリスト・スピーダー515」。リアルロフト角はノーマルポジション(A-1)で10度。フェース角は-4.5度。アスリート向けなのに加え、ソールの座り具合の関係もありオープンフェースの度合いが強い。フェースはやや面長。重心距離が長く、かつ重心が浅く感じる顔つきをしている。
シャフトはワッグルすると中間部分が大きめにしなる。日本仕様ということもあって、アスリート向けドライバーの中では軟らかめの設定だ。シャフトの硬さに合せて、やや軽めにスイングしてみると、カキーンという甲高い金属音とともにボールが力強く飛び出した。915 D2 ドライバー同様、915 D3 ドライバーもかなりインパクト音がド派手になっている。
球筋は軽いフェード弾道。オープンフェースに加えて、D2に比べるとややヘッドが返りづらく感じる。D2に比べるとD3の重心が少し浅いのがヘッドの返りづらさに影響しているのかも知れない。
そして印象に残ったのが、フェース下側で打った時の弾道。D2同様、このD3に関しても、フェース下側で捕らえてもボールがそこそこ上がってくれるし、ボール初速もほとんど落ちない。ソールに刻まれるスリット(溝)の効果でスイートエリアが明らかに前作913よりも広がり、上下のミスに対する許容範囲が格段に大きくなっている。
ヘッドスピードを46m/s前後に上げて弾道計測してみると、フェース中央付近でヒットするとスピン量は2500~2800回転。重心はやや低めで、D2よりもスピンが少ない弾道が打ちやすい。フェース上側で捕らえるとスピン量は1900~2400回転となり、低スピン弾道で飛距離を効率良く稼げた。
純正シャフトの「タイトリスト・スピーダー515」は切り返しでは、シャフトの中間部分がクイッと大きめにしなり、ダウンからインパクトにかけてはしなった分だけしなり戻る。中間部分が軟らかく、典型的な中調子の粘り系。切り返しでしなりを感じ取りやすく、タイミングが取りやすいシャフトである。
弾道調整機能は付いているが、基本的なヘッド挙動はやや捕まりづらい。D2よりも左へのミスが出づらいタイプで、見た目どおり、スライサーよりもフッカーに扱いやすく仕上がっている。
ノーマルポジションでのオープンフェースの度合いが強いが、これは調整機能で補正できる。D2に比べると、こちらの方の重心が少し浅い分だけ操作性も高い。真っ直ぐ打つだけでなく、球筋も操りたいゴルファーと相性が良いドライバーである。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー