圧倒的なつかまりの良さ「ヤマハ インプレス UD+2 ドライバー」
打ってみると?
試打クラブはロフト角9.5度。シャフトは純正の「TMX-419D」、Sフレックス。アドレスするとフェースは真っ直ぐ目標を向くストレートフェース。フェースプログレッションが少ないので、フェースでボールを包み込むような感じになる。
シャフトはワッグルすると手元剛性が高く、中間部分から先端にかけてしなる。加えて手に伝わるのが手元側の軽さ。ヘッドに対して、グリップの重量がやや軽いのだろう。
まずはシャフトに合わせて軽めに打ってみた。「カキーン」と澄んだ金属音でボールが飛び出した。フェースの弾き感が強く、かつボールの飛び出しも力強い。
ストレートボールを意識してスイングすると、やや強めのドロー弾道。前作に比べるとつかまりがやや軽減されているものの、今どきのドライバーと比べると、明らかにつかまりやすい。
重心距離の短さはそれほど感じないが、重心アングルがかなり大きいのだろう。460ccの体積を感じさせないほど、インパクトゾーンではヘッドが返る。インサイドからあおって打つフッカーにはつかまり過ぎる怖さがあるが、スライサーにはお助け要素が多い。ややカット気味にヘッドを入れてもスライスする気配はなく、右から左に曲がるドロー弾道が打てる。
印象に残ったのがインパクトの手応え。シャフト先端の強化が効いているのだろう。前作と比較すると、ボールを捉えた瞬間の感触が力強く感じる。
ヘッドスピードを46m/sぐらいに上げて弾道計測すると、中弾道でややスピンが少ない弾道。芯で捉えると、スピン量は2600~2800回転。フェースのやや上側でヒットすると2100~2400回転となり、ややアッパー軌道で振り抜いた方が高弾道で飛距離を稼げた。
標準装着される「TMX-419D」は、切り返しで中間部分がしなり、インパクトゾーンではシャフト先端がスピーディーにしなり戻る。心地良い加速感を味わえるようにチューニングされているシャフトだ。
長尺と軽めのヘッドによってヘッドスピードをアップし、ヘッドの弾き感の強さで高初速となり、つかまりの良さでドロー弾道が打ちやすい。前作よりもさらに飛びに特化しつつ、非常につかまりも良い。スライスに悩んでいるゴルファーが、つかまったドロー弾道で飛距離を稼げるドライバー向きと言えるだろう。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー