タイトリスト「GTS2」“飛ぶ”だけじゃない“安定して飛ぶ”王道モデル/谷口拓也 #深夜試打

タイトリスト「GTS2」“飛ぶ”だけじゃない“安定して飛ぶ”王道モデル/谷口拓也 #深夜試打
今週6月11日よりリリース! 操作性より安定感を求めるタニタクが「2」を試打

飛距離性能とやさしさを両立したタイトリスト「GTS」シリーズのスタンダードモデル「GTS2 ドライバー」。新設計の「スプリット・マス・フレーム」により、高慣性モーメントによる安定性と高いボールスピードを実現し、スイートスポットを最適化する「スピード・シンク・フェース」や、ヘッドスピード(以下HS)向上を狙った空力性能も進化したという。そんな同社自信作を、ツアー通算2勝の男子プロ・谷口拓也が試打評価した。

「やさしすぎないから構えやすい! バランスの良さが際立つモデル」

「“飛ぶ”だけじゃなく“安定して飛ばせる”」タイトリスト GTS2 ドライバーを谷口拓也が本気で試し打ち #深夜試打

―率直な印象は?
「前作から大きく方向性が変わったというより、タイトリストらしい王道のフィーリングをしっかり受け継ぎながら、やや弾き感が増したモデルだと感じました。ヘッド形状も劇的に変わった印象はありませんが、わずかにディープフェース化され、全体的にギュッと凝縮されたコンパクトな見え方になっています。ターゲットに対してスクエアに構えやすく、操作性の高さもしっかり感じられる。スピン量も極端に少ないわけではなく、左へのミスも出にくいため、安定して振っていける印象です。かつてのハードなイメージは薄れ、かなり扱いやすくなっています。飛距離性能だけを追求した“バカっ飛び”系というよりは、安定して平均飛距離を伸ばせるバランスの良さが際立つモデルだと思います」

タイトリスト「GTS2」“飛ぶ”だけじゃない“安定して飛ぶ”王道モデル/谷口拓也 #深夜試打
前作より若干ディープフェース感が増した形状

―見た目の印象は?
「見た目からも、これまでの同社の流れをしっかり踏襲していると思います。私自身、若い頃にタイトリストと契約していたこともあり見慣れているということもありますが、昔から大きく形状を変えないメーカーという特徴はしっかり継続しています。今回も全く別ものになったという印象はありません。ただ、細かく見ると、後方部分に少し厚みがあり、安心感がやや増したように見受けられます」

―前作「GT2 ドライバー」と比べると?
「上から見た形状は大きく変わっていませんが、比較的に少しディープ感が強くなったように見受けられます。最新ドライバーの主流ともいえる“軽量化”によって、重心設計の自由度を高めた印象。ですが、極端な低スピン性能に振り切ったモデルではなく、適度なスピン量で安定して飛ばせていける。現在のボール性能に合わせ、飛距離だけでなく、安定して結果を出せる方向に仕上げてきたのではないでしょうか。ツアー選手が新モデルへスムーズに移行できているのも、それだけ完成度が高い証拠。クオリティを押し上げながら進化を遂げているといえます」

タイトリスト「GTS2」“飛ぶ”だけじゃない“安定して飛ぶ”王道モデル/谷口拓也 #深夜試打
左「GTS2」、右「GTS3」。性能よりも見た目の違いが顕著と谷口

―兄弟モデル「GTS3 ドライバー」と比べると?
「正直なところ『2』だから極端につかまりやすく、『3』だから極端なロースピンで難しいというわけではありません。どちらも同社らしく、アスリートゴルファー向けの“ど真ん中”を狙った性能だと思います。違いは、主に見た目と構えたときのイメージのみ。洋なし型で左に行きづらく、強く叩いていけそうな顔をした『3』に比べ、今作は後方がやや丸みを帯びていて、つかまりやすそうな顔立ち。どちらを選ぶかは、アドレスした際に上から見たときの顔の好みで決めていいでしょう」

―標準装着シャフト「Tensei 1K White」の印象は?
「いわゆる純正オリジナルではなく、アフターマーケット向けのカスタムシャフトという位置づけ。手元側が適度にしなりながらも暴れすぎず、先端側はしっかり締まっています。三菱ケミカル『TENSEI』が好きな人にとっては、標準装着されている構成はかなり魅力的に映るでしょう。ただ、一般的な純正シャフトと比べると、ややしっかりしたフィーリングなので、思ったより硬く感じてしまう人はいるかもしれません。先入観だけで硬さ(フレックス)を決めず、フィッティングや試打でしっかり自分に合うスペックを選ぶことが大切です」

タイトリスト「GTS2」“飛ぶ”だけじゃない“安定して飛ぶ”王道モデル/谷口拓也 #深夜試打
アフターマーケット相当のモデルが標準装着された「Tensei 1K White RIP 65」

―どんなゴルファーに合いますか?
「同社の顔がもともと好みで、構えたときに安心感を持ちたい人。適度なスピン量で安定して飛ばせていけるモデルを探している人に向いていると思います。タイトリストらしい端正な顔つき、構えやすさ、操作性、安定した飛距離を求める人にマッチするでしょう。難しすぎず、やさしすぎない――。まさに“王道中の王道”を探しているゴルファーに選んでいただきたいです」

極端なやさしさではなく、構えやすさと安定感で勝負!【総合評価4.3】

タイトリスト「GTS2」“飛ぶ”だけじゃない“安定して飛ぶ”王道モデル/谷口拓也 #深夜試打
HSは違うものの評価点は西川とほぼ同じ(総合4.3)。幅広い層向けであることがうかがえる

【試打結果(平均)】
総距離:261.6yd
キャリー:247.0yd
HS:45.4m/s
初速:66.8m/s
スピン量:2962rpm
打ち出し角:13.6度

【飛距離】4.5
【打感】4.5
【寛容性】4.0
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.5

・ロフト角:10度
・使用シャフト:Tensei 1K White RIP 65(硬さS)
・使用ボール:横須賀グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン、横須賀グリーンゴルフ

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谷口拓也(たにぐち・たくや) プロフィール

1979年9月17日生まれ、徳島県出身。2003年のプロデビュー年に賞金シードを獲得。04年『アイフルカップ』で初優勝し、賞金ランク20位で最優秀新人賞を受賞。08年『サン・クロレラクラシック』で2勝目。数多くのトッププレーヤーを指導したコーチ、ピート・コーウェン氏に師事しレッスン技術を学ぶ。妻は国内女子ツアー3勝の一ノ瀬優希

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