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ダンロップ Z725ドライバー

打ってみると?

試打クラブは9.5度のSシャフト。シャフトはMiyazakiKenaシリーズのブルー。クラブ重量は312.4gでバランスがD2。60g台のシャフトが装着されているわりにはやや軽めだ。長さは45インチ(ヒールエンド法で計測)。

硬さの目安となる振動数は260cpm。ワッグルするとシャフト全体が小さめにしなり、ねじれ感は少なめだ(トルク値3.1度)。9.5度表示でリアルロフトが9.75度。アスリート向けだけあってリアルロフトはシビア。フェースアングルは-1.75度。アドレスするとフェースがほんの少し開いて見える。アイアンで入念にウオームアップ後、1球目からしっかりフルスイング。ボールを包み込む手応えとともに、ボールは低い弾道で前に前に飛んで行く。スピン量は非常に少ない。

芯で捕らえると、軽いフェード弾道でスピン量は2300~2500回転。フェース上側で捕えるとドロップする怖さがある反面、オートマチックに強い球が打てる。歴代スリクソンの中でも、もっとも低スピン弾道が打ちやすい。ゼクシオユーザーにはハード過ぎて手に負えないが、パワーヒッターが使えばさらなる飛距離アップを狙えそうだ。

操作性もすこぶる良くて、ヘッドの動きをコントロールやすい。フェード、ドローだけでなく、スライス、フックも打ち分けやすい。シャフトのトルクが少ないことも相まって、自分の意志が伝わりやすいドライバーだ。

MIYAZAKIKENAのBlueはシャフト中間部分がしなる中調子。しなり量は控えめで、しなり戻りややスロー。インパクトゾーンでヘッドがビュッと走るタイプではなく、しっかり叩きにいった時に挙動が安定するタイプだ。ゆったり振るよりもしっかり叩ける人の方が扱いやすい。

ヘッドもシャフトも見た目通りハード。ボールが上がらない人や、非力な人にはまったく向かないが、スピンを減らして飛距離アップを狙うハードヒッター、そして球筋をコントロールしたいアスリートゴルファーには、大いに期待に応えてくれるドライバーだ。

クラブを計測してみると?
ダンロップ
中断道でコントロールして攻める
発売日:2012/09 オープンプライス

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