金谷多一郎 ロングアイアンのやさしさ|+中上級者好みの一面も
アイアンの延長で作られたモデルで、きれいにフェースを見ながら打てる構造はユーティリティの中では貴重な存在。オフセットがあり、しっかりと構えやすい。ユーティリティというより、やさしいロングアイアンという感じ。打った感想は、見た目のイメージよりやや寛容性が少なく、技術レベルに伴ったショットが出る印象。
マーク金井 UTの名器を彷彿させる|リプレースモデル
一見革新性がありそうに見えるが、実は20年以上前に発売された“タラコ”のリプレースモデル。ユーティリティの元祖と呼ばれる名器で、いまだに忘れられないベテランゴルファーがいるほど。“バナナ”はその再来と思わせてくれた、懐かしくもありチャレンジングでもあるモデル。企画の妙に高評価。
鹿又芳典 ロフト角の多さは魅力!|まさにやさしいアイアン
ロフト角が18度から30度までラインアップされ、UTとしての選択肢が広がった点はやはり魅力の一つ。ただし、ロフト角によって使い方が決まってしまう点は、いろいろ打ち方を変えて操作したいゴルファーには不向きかも…。つかまりや球の上げやすさは抜群で、“やさしいアイアン”を打っているよう。
関雅史 強く高く上げやすい!|ややウッドに近い印象
アイアンのように方向性を出しやすく、ウッドのようにボールを強く高く上げやすいモデル。全体的には両方のいいとこ取りをしたユーティリティなのだが、個人的にはミスヒットに強いウッドというイメージが強く、性能だけ見るとショートウッドのように感じる。ただ、ショートウッドよりは芯に当てやすい。
HOT:
■見た目よりボールが上がりやすい。やさしい印象。|
■やさしいアイアンを打っているよう。|
■特徴的なヘッドのカラーリングと形状で革新性アリ!|
■打ちやすく球にバラつきがない。|
■すごくいいクラブ。ソールの当たり方が薄すぎず当たりすぎずきちんと前に抜ける。|
■特に27~30度のハイロフトモデルはとてもやさしい。|
■ロフトのバリエーションが豊富なのもいいね!|
■黄色のセットが目を引くので複数本入れたい。|
■セミグースなのにフェースがストレートに見える感覚は秀逸!
NOT:
■意外と難しい。球が上がらない…。|
■悪いライからの抜けがあまり良くない。|
■18~24度のローロフトはうまく打たないとダメ。|
■アイアンチックなので打感、打音もウッド系としてはいまいち。|
■デザイン、色に関しては好みが分かれそう。
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