22年秋の新作ドライバーのトレンドは? マトリックス図で比較
国産メーカーは幅広いユーザーを意識
改めて住友ゴム工業、ブリヂストン、プロギア、ヤマハの国産メーカー4社9本のヘッド性能をまとめた。
ダンロップ「スリクソン ZX Mk II」シリーズとプロギア「RS JUST」シリーズは、それぞれ3モデル展開で幅広いゴルファーに対応できるラインアップ。特に、「RS JUST」シリーズは、「『RS D』『RS』『RS F』の3モデルがありますが、各モデルの特徴をより濃く弾道に表すために、それぞれの標準シャフトもヘッド性質に合わせる形で設計を変更しています。クラブ全体でよく考えられている」と三田コーチ。シリーズ内の性能差がより明確になっているため、自分のスイング特性に合わせて最適なドライバーを選択したい。
海外メーカーは素材と構造の進化で安定性向上
続いてテーラーメイド、キャロウェイ、ピン、アクシネットの海外メーカー4社8本のヘッド性能をまとめた。比較の参考として、テーラーメイド「ステルス ドライバー」、キャロウェイ「ローグST MAX ドライバー」を加えている。
海外メーカーでは、2種類の軽量カーボンを使用して余剰重量を最適配分した「グレート ビッグバーサ ドライバー」や、スイング中の空気抵抗を減らす形状を採用したタイトリスト「TSR」シリーズなど、最新技術が多く登場した。三田コーチは、ピン「G430」シリーズ1Wの中で唯一カーボンクラウンを搭載した「G430 LST ドライバー」に注目。
「2006年の『ラプチャー ドライバー』で採用後、長年封印していたカーボンクラウンが『G430 LST』に搭載されました。ピンのドライバーは安定性が代名詞となっていますが、『LST』は全体のバランスが非常に良いモデルだと思います。低重心化によりスピン量が減り、飛距離性能が高くなりました」
最適なモデルを見つけるには?
今回の17モデルはニュートラルな重心設計でいずれも初速性能に優れており、飛距離性能も高いという。三田コーチは「まずご自身の適正な打ち出し角とスピン量を基準として把握しておくこと。その上で弾道や見た目、打感など、どの項目を重視するのかを明確にすることで、自分に合ったドライバーに出会う確率を高められると思います」と指南した。今回のマトリックス図などを参考にして、自分のスイングに合ったドライバーを見つけてほしい。
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