22年秋の新作ドライバーのトレンドは? マトリックス図で比較
今年、最も注目されたドライバーは!? 2022年アクセス数ランキングTOP10
昨年「エピック」に続くNo.1ドライバーは!?
2022年のGDO『ギアカタログ』でアクセス数が多かったクラブを、ランキング形式で発表するシリーズ。パター部門、アイアン部門、フェアウェイウッド部門に続き、最後はドライバー(以下1W)部門を見ていく。昨年はさまざまなメーカーがランクインする中、キャロウェイ「エピック SPEED ドライバー」が1位に輝いた。打倒「エピック」に燃える各社のラインアップも強豪ぞろい。今年、最も注目された1Wは!?
■第10位:SIM グローレ ドライバー(テーラーメイド)
第10位は、テーラーメイドから「SIM グローレ ドライバー」がランクイン。今年10月発売「ステルス グローレ ドライバー」の影響もあり、2年前モデルに人気が集中した。「クラブ試打 三者三様」の万振りマンは「横回転のスピンが全く入らない。すごく計算できるドライバー」と、実戦向きな点を称賛していた。
■第9位:TSR2 ドライバー(タイトリスト)
今年9月発売のタイトリスト「TSR」シリーズから、「TSR2 ドライバー」が第9位に。直進性と寛容性が高い「TSR2」だが、クラブの見た目を比較する「クラブは“顔”が命!」で松尾好員氏は「前作『TSi2』より横幅が狭くなり、スタンダードな形状に進化したことで、米ツアーでのスイッチがスムーズにいっているのかも」と分析した。
■第8位:エピック MAX ドライバー(キャロウェイ)
第8位は、AIを駆使したフレームを採用したキャロウェイ「エピック MAX ドライバー」。革新的シリーズの中で最も寛容性が高いタイプで、“忖度なし”の解説で人気の「ミタナラバコウタロウ」三田貴史コーチは100切りを目指すゴルファーにおすすめの3本の中に入れ、相方・吉田コーチに「意外性がない」と冷めた反応をされていた。
■第7位:G430 MAX ドライバー(ピン)
今年11月の発売ながら、年間ランキングに入ったピン「G430 MAX ドライバー」。ブレないヘッドの代表格として今季売れ筋の“本命”に挙げられており、テーラーメイド「ステルス」のマークダウン(値下げ)品の売り上げを予想する記事では、矢野経済研究所・三石茂樹氏が「『G430』を含む新品勢の売り上げの影響を受ける」と予想した。
■第6位:ステルス HD ドライバー(テーラーメイド)
既に来年発売予定の新モデルのうわさも聞こえるテーラーメイドから「ステルス HD ドライバー」がエントリー。ヒール寄り重心のドローバイアス設計で、球をつかまえやすい点が特徴。口コミ欄には「典型的なスライサーですが、右に出た場合でもコース内に収まる」など寛容性の高さを感じるという声が多かった。
■第5位:ステルス プラス ドライバー(テーラーメイド)
第6位に続き「ステルス」シリーズから、「ステルス プラス ドライバー」がランクイン。多くのPGAツアー選手が使用し、セレクトショップ限定発売ながら、気になる人が多かったもよう。3度目の年間王者に輝いたロリー・マキロイ(北アイルランド)も使用しており、5月に17年から結んでいた同社との契約を複数年延長した。
■第4位:エピック SPEED ドライバー(キャロウェイ)
第4位には昨年No.1「エピック SPEED ドライバー」が登場。惜しくもTOP3に届かなかったが、第8位の「MAX」を含めて「エピック」シリーズの人気の高さを証明した。クラブの切り替え頻度が少ない上田桃子も使用しており、今季「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」優勝時には、16年前の発売シャフト「ツアーAD PT6」が挿さっていた。
■第3位:SIM2 MAX ドライバー(テーラーメイド)
21年発売のテーラーメイド「SIM2 MAX ドライバー」が第3位。アルミニウムパーツの採用や溶接を一切使わないヘッド製法で話題を呼んだモデルだが、「新製品レポート」のミヤGは「前作『SIM MAX ドライバー』と比べ、ヘッド形状の違いが分からない。全く同じに見える」と、あえて見た目の変化の微小さを口にしていた。
■第2位:ローグ ST MAX ドライバー(キャロウェイ)
第2位には、22年発売のキャロウェイ「ローグ ST MAX ドライバー」が入った。同時期発売のテーラーメイド「ステルス」との性能をマトリックス図でマッピングする企画で、三田コーチは「ミスヒットに強く、しかもドロー設計の『エピック MAX』よりスピン量が抑えられ、ピン『G425 MAX』の高初速版というイメージ」と表現した。
■第1位:ステルス ドライバー(テーラーメイド)
今年、最も注目された1Wはテーラーメイド「ステルス ドライバー」。1月に「ローグ ST」と同日発表されて以降、年間を通して常に話題の中心にいた。中古市場でも注目され、「中古ギア情報」では3月時点で「純正シャフト5万円台、カスタムシャフト6万円台から購入できる」と紹介。さらに安くなった現在、年末年始の商戦でも注目の的だ。
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